ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口ｂｌｏｇ

また1人テニス界のスーパースター、アガシが
昨日のU.Sオープン敗退により引退した。

36歳を感じさせない動きで、1回戦パベルに逆転勝ち、
2回戦、バグタディスにも逆転勝ち、
3回戦、新鋭のベッカーに残念にも破れた。

俺は1回戦のパベルとの試合を見たが、
アガシを応援せずにはいられないプレーの連続に、
ついついテレビに見入ってしまった。

2回戦のバグダディス戦は香港に行ってて見れなかった。
人からの情報によると大逆転だったらしい。
バクダディスも後半、足が痙攣したが、
その中で信じられないような試合を両者がしたようだ。
その試合で勝った代償も大きかったのかも知れない。

昨日のアガシは絶対おかしかった。
サーブも思い切り打てていなかったし、
何よりも球を全力で追っかけていなかった。

アガシの信じられないようなラリーは、
彼の身体バランスの良さから生まれている。
観客はそのアガシーが動けないと知ると、
“とにかく勝ってくれ！
そして少しでも長くフラッシングメドーにいて雄姿を見せてくれ！”
と祈るばかりだ。

新鋭のベッカーが嫌いでではない。
ただ、アガシにベストな状態で戦わせてあげたかったのでは！？。

でも、長い2週間を乗り越える精神力、体力、技術がなければ
チャンピオンなんか絶対なれない。
過去、アガシはどんなに苦しい時でもピンチをはねのけてきた。
昨日のアガシは自分で　“ついに引退するんだな！”
と本能でわかったのではないか?　
と思われるような内容のテニスであった。

最後はフェデラーかナダルとやらせたかったと思ったのは
俺だけではないはずだ。

ようやく、少しのんびり出来るね！
何をして時間を過ごせばいいかわからなくなったら俺に連絡して！
なんて言ってみたいね。
本当に長い間、ご苦労さまでした。