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ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口blog

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西尾茂之
プロフィール
1954年5月23日生まれ。42年のテニスキャリアを持ち、元全日本ランキング1位。全日本プロテニス選手権、全日本ローンコート選手権、全日本室内選手権などで全て制覇し一時代を築く。1996年には、シニアツアートーナメントにて、ビヨン・ボルグとの対戦を果たす。
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Dr.西尾 テニスクリニック ストローク編
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USオープン男子準決勝

男子決勝戦は、予想通り世界ナンバー1のジョコビッチと
ナンバー2のナダルの対戦に決まった。

ただ、ジョコビッチは、フェデラーとの準決勝戦は2セットダウンから、
しかも第5セットは3-5ダウンのフェデラー40-15から挽回して
6-7.4-6.6-3.6-2.7-5で勝ち決勝戦へ上がった。

今朝は5時起きで関西へ出掛けたので、
この素晴らしい試合をLIVEで見られなかったのが残念であった。

帰ってから録画で熱戦を見たが、
やはりジョコビッチのリターンとフットワークは素晴らしく、
フェデラーに少しずつプレッシャーをかけていた事がわかる。

フェデラーの強力なサーブ、フォアハンドをしっかりと凌いでいた。

フェデラーの攻撃が優った時はフェデラーが取り、
ジョコビッチの防御が優った時は、フェデラーにミスが出ると言う
ギリギリの攻防であった。

フェデラーは体力を消耗していったが、USオーブンのタイトルに燃え、
残りの力を全て第5セットにぶつけた。

5-3の40-15のマッチポイントまでは完璧。

勝つシナリオが出来ていたようであった。

1stサーブをフォアに入れ勝負に出たが、
ジョコビッチもフォアハンドに山を張って待っていた。

ジョコビッチが放ったリターンが、
目の覚める様なリターンが俺の頭から離れない。

それ位フェデラーのサーブも、ジョコビッチのリターンも素晴らしかった。

そのたった1本で形勢は全く逆転!

そこからほとんどのポイントをジョコビッチが取り、決勝へ駒を進めた。

あまり一か八かの勝負に出ないジョコビッチが賭けに出た
あの1本のリターンがなければ・・・・フェデラーが勝っていた。

でも、そこで山を張れるジョコビッチだからこそ、
今世界のナンバー1なんだと思った。

明日は、ナダルに期待したいが、ジョコビッチの壁は厚い!


投稿者 西尾茂之 06:18 | コメント(0)| トラックバック(0)
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