ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口ｂｌｏｇ

世界ランキング12位まで上がり、
この全米オープンで最低でもベスト16までは残りたい錦織が
世界ランキング169位のエバンスにどうして足元を救われたのか？

今年の錦織は順調であった。

全豪オープンベスト16入り、フレンチオープンベスト32、
ウィンブルドンベスト32という成績で全米オープンに臨んだ。

ましてや、一番得意なサーフェスのハードコートだし、死角は見つからない。

「シードはキープしてベスト16に入り、そこからが勝負か？」
なんて勝手に思い込んでいた。

1回戦の相手のエバンスには予選上がりだが、体格も錦織とほぼ同じ位であろうか？

決してやりにくい相手ではなかった。

そのエバンスに不覚を取った理由は何だったのか？

俺は、セカンドセットの頭からしか見られなかったが、
錦織の表情が自信無さげに見えたのが印象的だった。

第2セット、相手のサーブを破り、第2ゲーム錦織サーブ30-0で
リードしておきながら、錦織がサービスゲームを落とした。

この辺りから錦織のストロークよりエバンスのストロークの方が
球が伸びていた。

ノータッチエースもエバンスの方が多く、
あの伸びのある錦織のストロークは全くと言っていい位、力がなかった。

ストロークが行っていないと、時折前に出るネットプレーまで
ミスが多くなる。

全くの悪循環だ！

これで、錦織のサーブが良ければ、何とか相手のペースにはならないのであろうが、サービスまで力がなかった。

時折見せるスーパーショットも単発で、
シードらしい錦織の躍動が見られなかった。

エバンスが調子に乗る前に、普段の力強いフォアハンドだけでも入ってくれたら．．．と悔やまれる。

少し休んで、もう一度錦織の良さを自分自身で再確認し、
楽天オープンではいつもの躍動感ある錦織のプレーが見たい。

プレッシャーもあり、本当に大変だろうが是非、頑張ってもらいたい！