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ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口blog

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西尾茂之
プロフィール
1954年5月23日生まれ。42年のテニスキャリアを持ち、元全日本ランキング1位。全日本プロテニス選手権、全日本ローンコート選手権、全日本室内選手権などで全て制覇し一時代を築く。1996年には、シニアツアートーナメントにて、ビヨン・ボルグとの対戦を果たす。
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Dr.西尾 テニスクリニック ストローク編
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トーナメントの問題点


最近トーナメントについて考えさせられることが多い。

というのは、
やはり我がテニスチーム240所属の強化選手達が、
全国で催されているJOPトーナメントに参加するようになり、
ますます感じるようになったのだと確信する。

まず、何故エントリーフィーがこんなに高いのか?
シングルス、エントリーフィーが12000円もするのだ。
開催地が不便な所が多いにもかかわらずですよ!
また、ひどいと感じるのは、
公営のコートでトーナメントを開催しているところも
少なくないのに、何故?エントリーフィーが、
同じ12000円なのかという点だ。
教えてほしい!

東京のど真ん中でトーナメントを開催するのであれば、
まだわかる。
レストランでも銀座や六本木で食べて払う金額が、
地方の田舎で同じものを食べて払う金額が同じなら、
誰も食べないだろう。
もちろん、施設、サービス、食材、美味しさ、
どれをとっても負けないのであれば、喜んで支払う。

じゃあ、トーナメントの施設は?
観客動員は?選手へのサービスは?
選手へのインフォーメーションは?
食事が出来るところが近くにあるのか?
飲料メーカーが協賛についているのか?
トレーナー、医者、ストリンガーサービスはあるのか等、
色々な問題点をクリアーしていればまだ、いいのだが!

トーナメント側は、まず選手に良いプレーを
してもらおうということを第1に考えているかどうか!
第2に観客を集められるかどうか!
第3に選手にあまり金銭的に負担が
かからないようにしてあげれるかどうか!
この3点を考えてトーナメントを作るべきだ。

最高な舞台で、選手の最高のプレーを引き出すことを
目的としてもらいたい。
舞台を用意した後で、
選手への厳しい叱咤、激励をお願いしたいと思う。

最近やたらとJOPトーナメントが増えたが、
選手の為ではなぐ主催者側の儲けを考えているのでは?
と思いたくなるようなトーナメントが多い。

昨日、うちの強化選手が総額20万円のトーナメントに出場した。
いくら芝入り人工芝とはいえ、
雨の中での試合を強要され、
ボールがぬれ、毛が立っている状態のボールを
選手同志が打ちあいする最悪のコンディションの中、
プレーし0-5で雨が激しくなり中断したと
連絡が選手から入った。

ちなみに、台風接近、天気予報は雨であった。
もちろん、トーナメントは次の日に延期。
トーナメント側にクレームをつけない選手もふがいないが!

みなさん、このことどう思いますか?
投稿者 西尾茂之 01:50 | コメント(3) | トラックバック(0)
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