ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口ｂｌｏｇ

今日、ジャパンオープン準々決勝が行われた。
注目はもちろん、フェデラーと鈴木貴男の試合に集まった。
結果はフェデラーから4-6.7-5.7-6で勝ち！
誰も鈴木がフェデラーに、
これほど競るとは想像しなかったであろう。
俺も驚いた！

だって、去年優勝したムーディーに、
昨日フェデラーは6-2.6-1で圧倒したのだ。
ムーディーはサービス＆ボレーで貴男と同じスタイル。
俺でなくても無理かな？と思っただろう。
でも、鈴木貴男はたいした男だ。
やはり、世界1のプレーヤーと戦うことだけでも
大変なプレッシャーがかかっただろうに！
この大試合で、これほど競るとは！

彼のランキングは怪我をして、
大会が始まる前は1000番台であった。
よく怪我を克服してこの舞台に立てた！
さらに、この素晴らしい結果を残せた背景には、
彼がやってきた凄まじい努力がうかがわれた。
この試合から、体の小さな日本人でも世界と互角に戦える
ヒントを得た貴重な試合であったと思う。

フェデラーは鈴木のサービスコースを最後まで読めなかった。
鈴木のサービスは、スピードもあったが、
何よりも深さとコースがよかった。
だからこそ、あのフェデラーでさえも
鈴木のサーブを1回しかブレーク出来なかった。
それと俊敏なネットでの動きを助ける
アンダースピンの使い方の上手さであろう。
ストロークプレーヤーがトレンドな現在、
逆行することもおもしろい。

ただ、日本人が世界で活躍するスタイルは、
やはり貴男のテニスプラス
しつこいストロークも出来るオールラウンダーだ。
そんなプレーヤーではないだろうか！？

しかしながら、2時間という短い試合時間が示すように
ラリーが少ない試合であったことも事実だ。
貴男のサービスゲームは見応えがあったが、
やはりレシーブゲームにおいては、
見劣りがした。
やっぱり、フェデラー恐るべし！
ステージの差は感じた。