ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口ｂｌｏｇ

母親は月一度、俺が関西に戻って、
真っ黒な俺の顔を見ることを楽しみにしていた。
汚いジーンズや、派手な格好を嫌い、
いつも「買ってあげるから、その格好はやめり！」
って言っていたのを思い出す。

実家に帰ると、とりたてて話すことなどお互いないのに、
俺が東京へ戻ってから、
「ちっとも茂之とは話せんかったわ！
来月来た時は重要な話があるから聞いて！」
と言い放つ。
次に戻った時もその次も同じ。

そんな母親が入院だなんて、信じられなかった。
今朝、新幹線で大阪に入り、入院している母と対面した。
実家にいる時の母親ではなく、
なんとなく痩せて精気がなく感じた。
談話室までも、自分で歩けるし、
強気なこともいうのだが・・・。
何か違うんだよな。

入院したことにより、
心が病に犯されちゃったんじゃないのか？
弱気になっているに違いないと勝手にバカ息子は思い、
「意外に元気やないか？何でこんなところにいるん？
早よ帰ろう！」
と母に投げ掛けた。

返事もろくにしなかったが、頷いているようにも見えた。
レッスンを終え、母親の顔をもう一度見てからと思い、
姉と姪っ子と三人で面会した。
朝よりはグッと元気になっており、
安心して東京へ戻った。

まだまだ、母親とは喧嘩したいし、
文句も言われたい。
とにかく少しでも早く元気になってくれ！